2021.12.16
ブログ
新着情報
【最新】火災保険申請の理想的な見積書とは?経験こそが最大のポイント!
火災保険の申請をする上で欠かせない、そして最も重要なファクターと言っても過言ではない、受け取れる保険金の指標となる「見積書」について解説していきます。
火災保険の申請における見積書とは、被害の範囲や度合いなど、保険会社が被害状況を知るための書類であり、そして損害額を証明するための書類。
保険会社へ請求する保険金の指標となる重要な書類です。
「見積書が保険金にどのような影響を及ぼすのか。」
「どのような見積書が火災保険の申請に適しているのか。」
そして、火災保険の申請をする際には、業者で見積書を作成してもらうと思いますが、
「その見積書はホントに正しいのか」
今回の記事を見積書を取る上で参考にしていただけると幸いです。
目次
- ○ 「見積書なら何でも良い」は絶対ダメです!
- ・①見積り相場を理解できていること
- ・②見積りの内訳などを省略していないこと
- ・③見積り価格の交渉はしない
- ・④火災保険の申請経験がどれくらいあるのか
- ・⑤悪徳業者にはご注意ください
- ○ よくある被害の見積り金額「相場」を公開!
- ○ 【まとめ】火災保険の申請に最適な見積書とは?
「見積書なら何でも良い」は絶対ダメです!
火災保険申請の見積書は保険金を受け取ることを目的に作成する必要がありますので、保険金の最終決定を下す保険会社に対して被害の範囲や度合いなどの被害状況を伝え、被害に見合った損害額を提示する必要があります。
火災保険は「実損払い」
保険金は見積書の金額をベースに決定がされます。
中には、
「見積り金額の高い見積書を出せばいいのでは?」と思うかもしれませんが…
保険会社もプロです!見積書に不要な工事や相場以上の高単価などを認定することはありません。
そのような適当な見積書を用意すれば保険会社の審査が長引くことはもちろん、保険金を受け取れないこともありますので、見積書には細心の注意を払う必要があります。
※「実損払い」とは、定められた保険金額を上限として、実際に発生している損害額が保険金で支払われることです。 例えば、火災などで1,000万円の損害が発生した場合、1,000万円の保険金が契約者に支払われることになります。
ではどういった見積書が正しいのでしょうか。
見積書を作成するにあたり注意いただきたい大切なポイントは以下となります。
①見積り相場を理解できていること
②見積りの内訳などを省略していないこと
③見積り価格の交渉はしない
④火災保険の申請経験がどれくらいあるのか
⑤悪徳業者にはご注意ください
それぞれ詳しくご説明致します!
①見積り相場を理解できていること
保険会社は見積書の金額をベースに損害額を割り出します。
<相場以下の見積書の場合>
保険会社が損害額を割り出すためのベース自体を引き下げる行為になりますので、火災保険の申請には適さない見積書です。
<相場以上の見積書の場合>
保険会社もその道のプロである以上、相場からかけ離れていた場合は申請自体に疑いをもたれ、保険会社から否認されることもありますので、あまりにも高額な見積書には注意が必要です。
②見積りの内訳などを省略していないこと
保険会社が見積書をベースに損害額を割り出すことからも、内訳を省略するような業者は火災保険の申請経験が少ないことは間違いありませんので、そのような業者の利用は避けましょう。
省略された見積書は見積書なしで申請をしているのと同じです。保険会社主導での申請になってしまい、受け取れるはずの保険金より減額され、最悪の場合は否認されます。
見積書から被害規模を明確に判断できるように、内訳をしっかりと部品材料の単価と数量、工事完了までの日程と人件費など細かく記載されていることが理想的です。
③見積り価格の交渉はしない
相場以下でも以上でもダメです。相場に合わせることが大切です。また保険金を多く受け取るために「保険金を少しでも多く受け取るために、見積り金額を高めで作ってほしい…」というお客様がいらっしゃいますが、上記でお伝えした通り、相場以上の見積書を提出すれば保険会社から否認されることもあります。変に安価な内容だと被害が少なかったと判断されてしまうため、しっかりと相場を理解することが大切です。
④火災保険の申請経験がどれくらいあるのか
上記の①~③はもちろん、火災保険の申請経験が豊富な業者であれば常識の範囲なので、上記の①~③と異なる見積書だった場合は業者を変えることをオススメします。
そして、申請経験が豊富な業者であれば「●●保険会社は足場1㎡あたり単価●●●●円」のように異なる上限単価などの知識も培っており、経験豊富な業者なら保険会社別で最適な見積書を作成することができます。
⑤悪徳業者にはご注意ください
素人同然の相場とかけ離れた高額な見積書を作成したり、虚偽の申告などをする悪徳業者は保険会社のブラックリストに登録されている可能性があります。
ブラックリストに登録されている場合は、いくら保険金が受け取れる被害があっても、申請を受け付けてもらえない、または見積書とは無関係に適切な保険金を受け取れない可能性がありますので、少しでも怪しいと思ったなら業者を変えることをオススメします。
よくある被害の見積り金額「相場」を公開!
火災保険の申請でよくある被害の相場は以下の通りになります。
・屋根関係は一部の被害なら~30万円、全体なら100〜300万円
・雨樋は一部の被害なら15~20万円、全体なら20〜60万円
・天井の雨漏り被害は10万円~15万円
・外壁割れは一部の被害なら5~10万円、全体なら50〜150万円
・外壁の深刻な被害は50~300万円
※この相場金額に工事内容に応じて足場代なども発生いたします。
上記の被害箇所とは異なるケースはもちろん、被害状況もそれぞれ異なるため、必ずしも上記の相場になるとは限りませんが、相場の参考にしていただけると幸いです。
【まとめ】火災保険の申請に最適な見積書とは?
まず、火災保険申請の見積書とは、保険会社が損害額を割り出すときのベースとなる重要な書類です。
見積り金額は相場以上でもダメ、相場以下でもダメ。
そして、内訳の省略などの手抜き見積書もダメ。
被害規模を明確に判断できるように、内訳をしっかりと部品材料の単価と数量、工事完了までの日程と人件費など細かく記載されていることが大切です。
そして、火災保険申請の見積書で一番大切なポイントは、
火災保険申請の経験豊富な見積り業者に依頼すること。
経験豊富な業者だけが知っている“各保険会社の上限単価や傾向”などの経験から培った知識を用いれば上限いっぱいの見積書が作成可能です。
上限いっぱいの見積書をベースに保険会社が損害額を割り出すことで、受け取り漏れのない適正な保険金を受け取ることができます。
シェアする