2021.11.24
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火災保険申請サポートの手数料相場は?その他の費用は?カラクリをすべて解説!
火災保険が火災以外にも風災・雨災・落雷・雪災などの自然災害も補償対象であることを知らない、もしくは知っていても申請方法を知らないなど、火災保険の保険金の受け取り漏れしている方は、火災保険加入者全体の8割と言われています。
この8割の受け取り漏れしている方が保険金を受け取れるよう、無料で火災保険の保険金が受け取れる被害を隈なく調査し、必要書類の作成や保険会社の対応方法など、保険金をお受け取りいただくところまで支援するサービスになります。
「どこに頼むのが一番安くてお得なのか」
「成功報酬率が安い業者に依頼すればいいのか」
「何を基準に業者を選べばいいのか」
多くのお客様が悩まれていると思いますので、今回の記事では一定の条件を満たす業者のみに絞り込み、その中での業者の選び方を解説していきます。
※注意点
今回の記事は2021年9月時点のデータになります。成功報酬の割合が変動する業者もいるため、現時点の相場とは異なる可能性があります。
目次
- ○ 火災保険申請サポート業者の手数料について徹底解説!
- ・<タイプ別>手数料の仕組み
- ・<タイプ別>手数料の相場
- ○ 成功報酬の割合の高い業者と安い業者の違いとは?
- ・成功報酬の割合が高い業者は利用するべき?しないべき?
- ・成功報酬の割合が安い業者は利用するべき?しないべき?
- ○ 成功報酬の割合を安くするコツをご紹介
- ・相見積もり
- ・直接交渉
- ・過度な交渉は危険かも
- ○ 火災保険申請サポート業者の手数料まとめ
火災保険申請サポート業者の手数料について徹底解説!
まず、火災保険申請サポート業者と一概に言っても、
・保険金を受け取るところまでをサポートする業者
・保険金の受け取り後のリフォーム・修繕工事がセットの業者
大きく分けて2タイプの業者が存在し、それぞれにメリットとデメリットがありますので、お客様の希望や条件に合うタイプの業者を選ぶようにしましょう。
それでは、タイプ別で費用の相場やメリットとデメリットを解説していきたいと思います。
<タイプ別>手数料の仕組み
■保険金の受け取りまでのサポートの場合
保険金が受け取れた場合だけ発生する費用は「成功報酬型」になります。
・メリット:保険金が受け取れなかった場合にお客様の負担が一切ありません。
・デメリット:保険金が受け取れた場合に成功報酬を支払う必要があります。
※注意:成功報酬の割合についての説明がない業者や非常に高い業者などが存在しますので、このような業者には注意しましょう。
■リフォーム・修繕工事までの依頼をする場合
保険金が受け取れた場合に発生する費用は「工事費」になります。
・メリット:成功報酬型の手数料が無いため、保険金をすべて工事費用にあてることができる。
・デメリット:保険金が減額された場合に部分的な工事になる、または自己負担が発生するケースが多く、工事費が相場より高額で追加工事などの営業が受ける可能性がある。
※注意:工事をキャンセルする場合に違約金がかかることが多いということと、中には工事費だけではなく別途「成功報酬」がある業者なども存在するので、このような業者には注意しましょう。
またどちらのタイプの業者の中には「調査費」「出張費」「書類作成代金」などで1~3万円を別途請求する業者もいまして、保険金が認定されなかった場合もかかる費用になりますので、お客様にとってリスクが高いことが多いです。
<タイプ別>手数料の相場
■保険金の受け取りまでのサポートの場合
2021年9月時点のデータになります。成功報酬の割合が変動する業者もいるため、現時点の相場とは異なる可能性があります。
(当社インターネット調べ 2021/9時点)
平均受給率/平均受給額/成功報酬率
A社 95% 142万円 27.50%
B社 90% 205万円 27.50%
C社 90% 115万円 33%
D社 97% 129万円 29.60%
E社 90% 120万円 33%
F社 90% 120万円 30%
G社 93% 120万円 33%
H社 90% 100万円 44%
I社 80% 100万円 30%
J社 95% 100万円 40%
平均 91% 125.1万円 32.76%
平均受給率・平均受給額・成功報酬率の3点が明記されている業者のみを対象に算出した結果になります。
成功報酬の平均割合:32.76%
が相場ということになります。
■リフォーム・修繕工事までの依頼をする場合
基本的に手数料は無料の業者がほとんどで、受け取った保険金を全額使ってリフォーム・修繕工事を行います。
しかし、中には成功報酬が発生する業者もあります。基本的に10~15%が相場です。
工事を行うことを目的とする業者の場合は、成功報酬型の手数料ではなく、工事費で利益を出すように考えていますので、工事費は相場より高めの設定になっていることが多く、追加工事の提案などがあるケースがほとんどです。その代わり成功報酬型の手数料は割安な業者が多いです。
成功報酬の割合の高い業者と安い業者の違いとは?
火災保険申請サポート業界の成功報酬の割合については法規制などがあるわけでもなく、業者が独自に設定しているため、必ずしも「安かろう悪かろう」というわけではありません。
成功報酬の割合と業者の良し悪しは比例しません。
実際に「安くてサポートが手厚い業者」も多数いますので、決して「高い業者だからサポートが手厚い」「安い業者だからサポートが適当」という判断しないようにしましょう。
成功報酬の割合が高い業者は利用するべき?しないべき?
まず、成功報酬の平均割合:32.76%という基準相場以上の業者を利用するメリットは限りなく少ないです。
その理由としては、
40%~50%という成功報酬の割合の業者は、調査を他社へ依頼しており、他社への取り分が発生するため、費用が高額になっていることが多いです。
仮に自社で調査を行っていたとしても、40%~50%という成功報酬の割合であれば、単純に費用が高い業者と考えられます。
成功報酬の割合が高いなりの理由があるかも知れませんが、お客様からの相談などから考える限り、当社では利用するメリットは限りなく少ないと考えています。
成功報酬の割合が安い業者は利用するべき?しないべき?
まず、成功報酬の平均割合:32.76%という基準相場以下の業者を利用するようにしましょう。
しかし、基準相場以下の業者はお客様の負担が少ない代わりに、調査を行う際の交通費の兼ね合いで調査エリアが限定されていることが多いということと、会社の規模が小さい、または個人の場合は経験値が少ない可能性もありますので、一度確認をするようにしましょう。
成功報酬の割合を安くするコツをご紹介
相見積もり
本来の相見積もりは他社と競わせることで“よりお客様の良い見積り”を得る方法ですが、
こちらの相見積もりでは、見積りの確認することはもちろんですが、他社と競わせることで割合を下げてもらうことが目的になります。
業者としては少し手数料が下がってでも契約をもらえたほうが利益になるので、割合を下げてもらえることがあります。
もちろん見積書の内容や金額などを比較し、まずは比較優位の業者に下げてもらえるよう相談するようにしましょう。
直接交渉
成功報酬の割合について法規制などがあるわけではなく、業者が独自に設定しているため、実際に交渉することは可能です。
過去にそれなりの数をこなしている業者であれば、何度も交渉を受ける経験をしていることから、社内で「●%までなら担当者ベースでも下げることができる」などの取り決めがされていることも多いので、一度相談してみる価値はあります。
過度な交渉は危険かも
毎月〇〇〇件の調査を行っているようなしっかりとした業者の場合、度を超えた交渉には応じてくれません。
その理由は、
他にもお客様がたくさんいるからです。
そして、度を超えた交渉を続けていくうちに応じてくれる業者と巡り会うことができたとしても、他社がやらない成功報酬の割合で引き受ける業者です。
調査案件が無くて困っている、個人規模でやっているなど、経験値が少ない業者に巡り会ってしまい、結果的に受け取れる保険金を受け取り損ねてしまい、交渉前より損失が大きくなる可能性もありますので、あまり過度な交渉は控えましょう。
火災保険申請サポート業者の手数料まとめ
①平均値を基準に業者を探すことで、平均より多くの手数料を支払うことなく、保険金を受け取ることができる
平均受給率:91%
平均受給額:125.1万円
平均成功報酬の割合:32.76%
②平均基準以下の業者の場合は調査エリアが限定されていることが多い
③平均基準以下の業者の場合は会社の規模が小さい、または個人の場合がある
④リフォーム・修繕工事などを検討されている場合は減額や不認定の可能性も考慮して、保険金決定後に工事の依頼をする
⑤「調査費」「出張費」「書類作成代金」などを別途請求する業者には依頼しない
⑥成功報酬の割合について過度な交渉はしない
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