2021.08.18
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火災保険申請サポート詐欺業者を撲滅!トラブル事例を交えて手口と判別方法を公開!
火災保険申請サポートとは、
火災保険の申請をするための調査を行い、申請に必要な書類を作成し、保険金をスムーズ且つ多く受け取れるよう支援する業者になります。
2018年台風21号:保険金支払い額1兆678億円
2019年台風15号:保険金支払い額4,656億円
2019年台風19号:保険金支払い額5,826億円
このあたりから火災保険申請サポート業者が増加するようになり、
その中には、悪徳な詐欺業者が存在しているのも事実です。
今回の記事では、注意喚起の意味を含め「火災保険申請サポート詐欺業者の手口や判別方法」を解説していきます。
目次
- ○ 火災保険申請サポートの詐欺業者とは一体?
- ・火災保険申請サポート業者は大きく分けて2パターン
- ○ 代表的なトラブル事例を交えて手口と判別方法を公開!
- ・代表的なトラブル事例
- ・火災保険申請サポート詐欺業者の特徴
- ○ 火災保険申請サポート業者の判別方法!
火災保険申請サポートの詐欺業者とは一体?
火災保険申請サポートの悪徳な詐欺業者と言っても様々な業者が存在していますので、代表的なトラブル事例を交えながら解説していきます。
火災保険申請サポート業者は大きく分けて2パターン
「火災保険申請サポート」と「火災保険申請代行」
火災保険の規約からも保険金請求は必ず被保険者(お客様)が行う必要があります。
【○】火災保険申請サポート:
お客様自身から保険会社へ請求する旨を伝え、お客様自身では難しい調査や必要書類の作成、保険会社への対応方法などを支援する業者になります。
【×】火災保険申請代行:
お客様になりすまして代わって請求し、保険会社への対応などを行う業者になります。
お客様になりすまして請求する代行は契約違反であり、保険解約や全額返金はもちろん、詐欺罪に問われる可能性もありますので、お客様に代わって請求するような業者には注意が必要です。
代表的なトラブル事例を交えて手口と判別方法を公開!
「〇〇〇万円受け取れます…/無料で調査できます…/自己負担なく家の修理(リフォーム)ができる…」
このような謳い文句の広告記事などを見たことはないでしょうか。火災保険申請サポート業者は、ネット広告はもちろん、訪問営業や電話営業、DM(手紙やチラシ)など、ありとあらゆる手法を用いて集客をしています。
火災保険申請サポート業者の中でも、実は悪徳な詐欺業者が存在します。この詐欺業者の代表的なトラブル事例を交えながら手口や特徴を解説!
代表的なトラブル事例
①「保険金の受給後に高額手数料を要求された・・・」
実際のトラブル事例:
保険金の受給後に、当初に聞いた話とは異なる高額手数料を要求された。契約書に書いてあると言われ、確認したら確かに書いてあるけど、契約のときに説明は受けていない。
②「わざと壊しているところを見つけた・・・」
実際のトラブル事例:
2人組で調査にきて、1人の調査員と話しているときに、もう1人の屋根に登っている調査員が雨樋に力を加えて歪ませていた。保険金を多く受け取るために、保険会社にはわからないからと言われた。
③「高額なキャンセル料を要求された・・・」
実際のトラブル事例:
受け取れた保険金では工事費用を賄えないため、キャンセルを申し出たら、違約金を要求されて困っている。
実際のトラブル事例:
調査してもらった後に、家族の反対もあって、キャンセルしたいと伝えたら、調査にかかった費用は払ってくださいと言われた。無料調査ではないのかと言ったら、最後まで申請をする方は無料ですと言われた。
④「雨樋を壊れた雨樋と付け替えていた・・・」
実際のトラブル:
今のままだと保険金は受け取れない可能性が高いから、保険金がおりるまで間だけ壊れた雨樋と付け替えて保険金を受け取らないかと提案を受けた。
火災保険申請サポートの詐欺業者は、手数料や工事代金を請求するために、あらゆる不正行為を行っており、少しでも怪しさを感じたらキャンセルするようにしましょう。
またトラブルに巻き込まれた場合は、不当な請求に対して支払うのではなく、まずは消費者センターなどに相談しましょう。
火災保険申請サポート詐欺業者の特徴
①屋根へ登りたがる
お客様から見えないことをいいことにわざと壊す業者が存在します。屋根へ登らずに高所カメラやドローンなどを使用して調査することが可能ですので、屋根へ登りたがる業者には注意が必要です。
②手数料の割合や発生条件の説明がない
契約前にしっかりと手数料の割合や発生条件の説明をしない業者には要注意です。中には、保険金の50%以上を手数料として請求する業者も存在します。
③キャンセルについての説明がない
キャンセルと言っても様々なタイミングがあり、調査前なのか、調査後なのか、申請後なのか、キャンセル料について説明のない会社はキャンセル料がある可能性が高いので気を付けましょう。
④保険金が確定する前に工事の契約を迫る
請求通りの保険金が必ず受け取れるというわけではなく、減額されるケースや不認定となるケースもあります。それを知っているうえで、保険金が確定する前に工事の契約を迫ってくる業者には注意が必要です。
⑤会社の所在地がバーチャルオフィスや私書箱
トラブルが発生した場合に所在がわからないと対応のしようがありません。会社規模を大きく見せるために、いざというときに逃げれるように、バーチャルオフィスや私書箱などを所在地にしている傾向が高いです。
火災保険申請サポート業者の判別方法!
詐欺業者かどうかの判別するため、確認事項をまとめましたので、調査依頼をする際には必ず確認するようにしましょう。
■火災保険申請サポートのみ(保険金を受け取るところまで)を依頼予定の場合は
確認事項:①+②
■工事までを依頼予定の場合は
確認事項:①+②+③
①依頼を検討している業者への確認事項
・調査方法
・手数料の割合や発生条件
・手数料以外の費用の有無
・キャンセル料の有無と条件
・契約書の事前確認と説明
②自分で調べる確認事項
・所在地
※バーチャルオフィスや私書箱の場合はネット検索で住所を入力すると出てきます
③工事までを依頼する場合の確認事項
・工事契約のタイミング
悪徳な詐欺業者は、契約書の内容について説明したがりません。なぜなら法外な手数料やキャンセル料について知られたくないからです。ご自身で最後まで目を通して、少しでも気になる箇所などがありましたら、必ず確認するようにしましょう。契約書の説明をきちんとしてくれるかどうかを判断基準にしましょう。
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