2026.03.19
ブログ
新着情報
パソコンやスマホの破損は火災保険で補償される?対象になるケース・ならないケースを解説

パソコンをうっかり落として壊してしまった。
上の階からの水漏れでノートパソコンが故障した。
落雷のあと、デスクトップPCが起動しなくなった。
このようなトラブルが起きたとき、「火災保険で補償されるのでは?」と考える方は少なくありません。
結論からいうと、パソコンは火災保険で補償される可能性があります。
ただし、どんな故障でも対象になるわけではなく、家財補償に入っているか、壊れた原因が補償範囲に入っているかが大きなポイントになります。
一方で、スマホは火災保険では対象外となるケースが多く、データやソフトウェアも補償されないのが一般的です。
また、ノートパソコンやタブレットについては、保険会社によって扱いが異なることもあります。
この記事では、パソコンやスマホの破損が火災保険の対象になるケース、対象外となるケース、申請時の注意点までわかりやすく解説します。
目次
- ○ 火災保険でパソコンやスマホは補償される?
- ○ パソコンが火災保険で補償される条件
- ・1. 火災保険の補償対象に「家財」が含まれていること
- ・2. 破損原因が火災保険の補償範囲に入っていること
- ・3. 申請期限内であること
- ○ パソコンが補償されやすい具体例
- ・落雷で壊れた場合
- ・水漏れや水濡れで壊れた場合
- ・台風や大雨で被害を受けた場合
- ・盗難にあった場合
- ・うっかり落として壊した場合
- ○ スマホやタブレットは火災保険で補償される?
- ○ 火災保険で補償されないケース
- ・データ・ソフトウェア・プログラムの損失
- ・経年劣化や自然故障
- ・故意や重大な過失
- ・地震・噴火・津波による損害
- ・建物の外側の破損を伴わない雨の吹き込み
- ・免責金額以下の損害
- ○ 申請時の注意点
- ・1. すぐに写真を撮る
- ・2. 原因を整理する
- ・3. 修理見積もり・診断書を取る
- ・4. 本体を勝手に処分しない
- ・5. ノートPC・スマホは事前確認が必要
- ○ よくある質問
- ○ まとめ
火災保険でパソコンやスマホは補償される?
まず結論を整理すると、一般的には次のように考えるとわかりやすいです。
・デスクトップパソコン
火災保険で補償される可能性がある
・ノートパソコン
保険会社によって補償可否が分かれることがある
・スマホ・携帯電話
火災保険では対象外となることが多い
・タブレット端末
スマホと同様、対象外となるケースが多い
つまり、同じ電子機器でも、持ち運びしやすいかどうかや、保険会社の約款上どう扱われるかで差が出ることがあります。
パソコンが火災保険で補償される条件
パソコンの修理費や交換費用が火災保険で補償されるには、主に次の条件を満たしている必要があります。
1. 火災保険の補償対象に「家財」が含まれていること
パソコンは、火災保険では一般的に家財として扱われます。
そのため、契約が「建物のみ」になっていると、パソコンの損害は補償されません。
補償対象が次のどれになっているか確認しましょう。
・建物のみ
・家財のみ
・建物+家財
パソコンの補償を受けたいなら、家財補償が含まれていることが前提です。
2. 破損原因が火災保険の補償範囲に入っていること
家財補償が付いていても、壊れた原因が補償対象外なら保険金は出ません。
パソコンで関係しやすい補償原因には、次のようなものがあります。
・火災
・落雷
・風災・雪災・雹災
・水災
・水濡れ
・盗難
・物体の落下・飛来・衝突
・破損・汚損(不測かつ突発的な事故)
3. 申請期限内であること
一般的に、火災保険の請求は被害発生から3年以内が目安です。
時間が経つほど原因確認が難しくなるため、気づいたら早めに動くことが重要です。
✍【火災保険申請ガイド】火災保険の時効「3年ルール」について解説
パソコンが補償されやすい具体例
落雷で壊れた場合
近くに雷が落ちたことで過電流が流れ、パソコンが起動しなくなったケースです。
この場合は、落雷補償で対象になる可能性があります。
例:
・雷のあと電源が入らなくなった
・落雷後に基板が故障した
・周辺の家電と一緒に壊れた
水漏れや水濡れで壊れた場合
天井からの水漏れ、上階からの漏水、エアコンの排水トラブルなどにより、パソコンが濡れて故障した場合です。
この場合は、水濡れ補償で対象になる可能性があります。
例:
・上の階のトイレや給排水事故で水が漏れた
・天井からの漏水でPCが濡れた
・エアコンの水漏れでデスク上のPCが壊れた
台風や大雨で被害を受けた場合
窓ガラスが割れて雨が吹き込み、室内のパソコンが破損したケースなどです。
原因によっては、風災や水災で対象になることがあります。
盗難にあった場合
空き巣や侵入盗によりパソコンが盗まれた場合、盗難補償が付いていれば対象になる可能性があります。
うっかり落として壊した場合
意外と相談が多いのがこれです。
掃除中や移動中に誤って落とした、子どもがコードを引っ張って落下したなど、不測かつ突発的な事故に該当すれば、破損・汚損補償で対象になることがあります。
例:
・掃除中に手が当たって落下
・模様替え中に倒して破損
・子どもが触って落とした
ただし、破損・汚損補償は任意付帯のことが多いので、契約内容の確認が必要です。
スマホやタブレットは火災保険で補償される?
ここは非常に重要です。
・スマホは対象外が一般的
スマートフォンは、火災保険では補償対象外となるケースが多いです。
理由は、屋外へ持ち出して使う前提の携帯式通信機器として扱われるためです。
・タブレットも対象外が多い
iPadなどのタブレットも、スマホと同様に携帯式電子機器として扱われ、火災保険では対象外となることが多いです。
・ノートパソコンは保険会社によって差がある
ノートパソコンは、火災保険で補償される会社もあれば、対象外としている会社もあります。
そのため、ノートPCが対象かどうかは、必ず約款や保険会社への確認が必要です。
火災保険で補償されないケース
データ・ソフトウェア・プログラムの損失
火災保険で補償されるのは、基本的にパソコン本体の損害です。
そのため、中に入っている
・データ
・写真
・動画
・ソフトウェア
・プログラム
などの損失や復旧費用は、原則として補償されません。
重要なデータは、普段からバックアップを取っておくことが大切です。
経年劣化や自然故障
古くなって自然に壊れた、寿命で動かなくなったといったケースは、火災保険の対象外です。
火災保険は、突発的な事故や災害による損害に備える保険だからです。
故意や重大な過失
自分でわざと壊した場合や、極めて不適切な扱い方による損害は対象外になります。
地震・噴火・津波による損害
火災保険では、地震・噴火・津波による被害は原則補償されません。
これらに備えるには地震保険が必要です。
建物の外側の破損を伴わない雨の吹き込み
たとえば、窓の閉め忘れで雨が吹き込み、パソコンが壊れたようなケースは、対象外になることがあります。
免責金額以下の損害
たとえば自己負担額が5万円で、修理費が3万円しかかからない場合、保険金は支払われないことがあります。
保険料とあわせて、免責金額の設定も重要です。
申請時の注意点
1. すぐに写真を撮る
壊れた状況を残すために、まず写真を撮っておきましょう。
・本体全体
・破損箇所のアップ
・周囲の状況
・水漏れや落下の痕跡
・雷被害なら他の家電の異常
複数枚あると有利です。
2. 原因を整理する
保険会社が重視するのは「なぜ壊れたか」です。
単に「壊れた」ではなく、
・落雷後に起動しなくなった
・上階からの漏水で濡れた
・掃除中に落下した
など、発生状況を具体的に整理しておきましょう。
3. 修理見積もり・診断書を取る
メーカーや修理業者に点検を依頼し、修理見積書や故障原因の記載がある診断書を取ると申請しやすくなります。
4. 本体を勝手に処分しない
保険会社の確認前に処分してしまうと、査定が難しくなることがあります。
申請が終わるまでは、原則保管しておくのが安心です。
5. ノートPC・スマホは事前確認が必要
持ち運びできる機器は対象外のことがあるため、約款や保険会社へ必ず確認しましょう。
よくある質問
Q. デスクトップパソコンは火災保険の対象ですか?
家財補償があり、かつ壊れた原因が補償範囲なら対象になる可能性があります。
Q. ノートパソコンは補償されますか?
保険会社によって異なります。
対象となる場合もありますが、対象外としている会社もあります。
Q. スマホは火災保険で補償されますか?
一般的には対象外となることが多いです。
スマホ保険やキャリア補償を検討するのが現実的です。
Q. パソコンの中のデータは補償されますか?
いいえ。
通常は本体のみで、データやソフトウェアの復旧費用は補償対象外です。
Q. 自分で落として壊した場合も対象ですか?
破損・汚損補償が付いていれば、対象になる可能性があります。
ただし契約内容によります。
まとめ
パソコンの破損は、火災保険で補償される可能性があります。
ただし、補償を受けるには次のポイントを満たしている必要があります。
・火災保険の対象に家財が含まれていること
・壊れた原因が火災保険の補償範囲内であること
・被害発生から長期間放置していないこと
一方で、次の点には注意が必要です。
・スマホは対象外が多い
・タブレットも対象外が多い
・ノートパソコンは保険会社によって扱いが異なる
・データやソフトは補償されない
・経年劣化や自然故障は対象外
つまり、「パソコンなら何でも補償される」わけではなく、家財補償・原因・機器の種類の3点が重要です。
もし破損が起きたら、まずは写真を残し、修理見積もりを取り、加入中の保険内容を確認するところから始めましょう。
シェアする

