2026.02.17

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屋根の「雪止め」は火災保険で直せる?修理費用・対象条件・申請のコツをやさしく解説

冬のあとに多いのが、雪の重み・落雪による「雪止め(ゆきどめ)」の曲がりや外れ。
実はこれ、条件が合えば火災保険(雪災補償)で修理できる可能性があります。


ただし、経年劣化扱いになったり、写真が足りずに否認になったり…「通る申請/通りにくい申請」の差が出やすいのも雪止めの特徴です。
この記事では、屋根の雪止めをテーマに、対象になりやすいケース・注意点・申請のコツをまとめて解説します。

目次

雪止めとは?役割と必要性

雪止めは屋根に付いている金具やフェンスで、屋根の雪が一気に滑り落ちるのを抑える部材です。主な役割は次の3つ。

①人や車への落雪事故防止

②近隣トラブルの予防(隣家の敷地・車・植木などの破損)

③雨樋(あまどい)や軒先部材の破損予防(雪がドンッと落ちる衝撃で変形しやすい)

「普段は雪が少ない地域」ほど、雪対策が甘くて被害が出やすい傾向があります。

雪止めの破損は火災保険の対象になる?

結論:原因が“雪による偶然な事故”と整理できれば、雪災補償で対象になる可能性が高いです。

ポイントはここです。

・雪の重み(積雪荷重)で曲がった・外れた

・落雪の衝撃で引きちぎられた

・雪崩で屋根周りが損壊した

・雪止めだけでなく、同時に屋根材・板金・雨樋・軒天なども傷んでいる

逆に、サビ・釘抜け・固定のゆるみが主因だと「経年劣化」と判断されやすいので要注意です。

対象になりやすい具体例(雪災・落雪・雪崩)

・大雪のあと、雪止めが曲がっている/変形している

・落雪で雪止めが外れた・折れた・金具が飛んだ

・雪の重みで屋根材がズレ → 雪止め周りの板金も浮いた

・雪の塊が雨樋に当たって雨樋が変形 → 落雪対策の部材も同時に破損

・雪崩で屋根・外壁・付帯部が損壊

対象外になりやすい例(経年劣化・凍結・雪解け水など)

申請でつまずきやすいのがここです。

・経年劣化(サビ・腐食・固定金具の劣化・釘の浮き)

・凍結や雪解け水の浸水(雪災ではなく別補償扱い/対象外扱いになりやすい)

・予防目的の工事(「壊れてないけど付けたい」「増設したい」だけ)

・被害から長期間放置していつ起きたか説明できないケース

修理・交換の費用相場(目安)

屋根形状・勾配・足場の有無で変動しますが、目安は以下です。

・雪止め金具の部分交換:数万円〜

・雪止め(屋根全体)交換・増設:10万〜30万円程度が多い

・雪止めネット/フェンス系:15万〜45万円前後になりやすい

・足場:10万〜30万円(規模によって上下)

※同時に「屋根板金」「雨樋」「軒先部材」などが傷んでいると、工事項目が増えます。

申請の流れ

①被害箇所の確認をする
屋根上などの高所被害の確認には危険が伴います。無理をせずに専門業者に依頼するようにしましょう。

②保険会社の事故受付窓口に連絡
契約者氏名、保険証券番号、事故内容、被害状況などをを伝えます。

③修理業者または調査会社へ連絡、見積書の作成依頼
見積書は火災保険の申請を成功させるかどうかの重要なポイントになります。より多く保険金を正しい方法で受け取れるようするための見積書が作成できる経験が豊富経験が豊富な業者で見積りを取ってもらうようにしましょう。

④必要書類の準備、そして保険会社へ郵送

・保険金請求書
保険会社の事故受付窓口へ連絡後、ご自宅に保険会社から申請に必要な書類が届きますので、そちらの中に入っている書類になります。必要項目を記入します。

・事故状況説明書
被害箇所について「いつ、どこが、何で、どうなったのか」を保険会社へ提示します。

・被害箇所の写真
被害状況をわかりやすく保険会社へ伝えるため、各方角と各距離で撮影する。

・被害箇所の修繕見積書
保険会社へ損害額を提示するための修繕見積書。

⑤保険会社の現地調査実施
保険会社より派遣される調査員(鑑定人)が被害箇所の確認に来ます。被害状況などにより省略される場合があります。

⑥保険金の確定と入金
保険会社より認定額の連絡が入りますので、了承すれば1~2週間で保険金が振り込まれます。不服の場合は再度鑑定人を依頼することが可能。

⑦修理業者と打ち合わせ・修理
※保険金の用途は自由ですので、修理をしなくても問題ありません。専門業者に依頼する場合、専門業者の中には修理までがサービスに含まれているケースがありますので、依頼前にしっかりと確認をしておきましょう。

通りやすくする「写真」と「書き方」のコツ

写真の撮り方

・建物全景(表札や外観がわかる)

・被害箇所の引き(位置関係)

・被害箇所の寄り(曲がり・外れ・破断がわかる)

・角度を変えて複数枚

・可能なら「雪が残っていた状況」「落雪跡」「周辺の傷」も

事故状況の書き方

・いつ:〇年〇月〇日頃(大雪の翌日等)

・何が:屋根の雪止め金具(位置:北面/軒先 等)

・どうなった:曲がり、外れ、破断

・きっかけ:積雪による荷重/落雪の衝撃

・二次被害:雨樋変形、屋根材ずれ、雨漏り懸念 など(あれば)

「劣化」っぽい言い方(例:昔からグラグラしていた)は、経年判断の材料になりやすいので注意です。

足場は保険で見てもらえる?

雪止め単体でも、高所作業で安全上足場が必要なケースが多いです。
保険実務では「修理に必要な付帯費用」として足場が認められることもありますが、“被害箇所の修理に必要な範囲”という整理が重要です。
※2メートル以上の場所での作業に足場や安全帯の設置・使用を義務付けています。

雪止めを付けない地域・付けた方がいい住宅

実は豪雪地帯ほど、雪下ろし前提で雪止めを付けない家もあります。
一方で、中途半端に雪が降る地域(関東など)や住宅密集地は、落雪事故・近隣トラブルが起きやすいので、雪止めの重要度が上がります。

よくある質問(FAQ)

Q. 雪止めだけ壊れた場合も対象?
A. 可能性はあります。原因が雪災と整理できるか、写真・状況説明が鍵です。

Q. 申請はいつまで?
A. 一般に保険金請求には期限(時効)があり、放置すると不利です。気づいたら早めに事故連絡するのが安全です。

Q. 自分で屋根に登って確認していい?
A. 危険なのでおすすめしません。落雪・転落リスクが高く、写真が欲しくても事故が起きたら本末転倒です。

まとめ:雪のあとは早めの点検が結果【正解】

・雪止めの破損は、条件が合えば火災保険(雪災)対象になり得る

・重要なのは「経年劣化」と見なされない整理と、修理前の写真

・雪止めは落雪事故・近隣トラブルの予防にも直結するため、被害が小さいうちの点検が安心

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