2025.11.17

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玄関タイルのひび割れは火災保険で直せる?補償される条件と申請のポイント

目次

玄関タイルのひび割れは火災保険で直せる?

「玄関タイルにいつの間にかひび割れが…」「修理したいけど費用が心配…」
そんなときに気になるのが、火災保険で玄関タイルのひび割れが直せるのかという点です。

結論から言うと、
条件を満たせば、玄関タイルや玄関まわりのタイルのひび割れは火災保険で補償される可能性があります。

さらに、玄関タイルだけでなく、外壁タイルや玄関ドアなども対象となるケースがあります。

この記事では、

・玄関タイルのひび割れが火災保険で補償される条件

・実際に補償された事例

・補償されないケース

・申請の流れと注意点

をわかりやすく解説します。

玄関タイルのひび割れは火災保険の対象になる?

玄関タイルのひび割れは、次のような原因で発生しやすい部分です。

・台風や強風で飛来物がぶつかった

・重い荷物や家電を運んでいて落としてしまった

・子どもがボール遊びをしていてぶつけてしまった

・車や自転車が当たって割れた

これらのうち、「自然災害」や「不測かつ突発的な事故」による損害であれば、
多くの火災保険で補償対象(建物)として扱われる可能性があります。

また、玄関タイルと同じく、外壁タイルが飛来物で割れたケースなども、
「風災」等として補償されることがあります。

火災保険で玄関タイルが補償される主な条件

玄関タイルのひび割れが火災保険で補償されるためには、主に次の条件を満たしている必要があります。

1. 自然災害による被害であること

火災保険では、火災だけでなく次のような自然災害も補償対象に含まれます。

・台風・暴風・竜巻(風災)

・大雪・ひょう(雪災・ひょう災)

・集中豪雨・洪水・土砂災害(水災)

例:

・台風の強風で飛んできた瓦や看板が玄関タイルに当たり割れた

・ひょうが玄関先に落ちてタイルに欠けやひびが入った

このような「自然災害が原因の破損」であれば、火災保険の風災・雪災・ひょう災などで補償される可能性が高いです。

2. 不測かつ突発的な事故による損害であること

日常生活の中で起きた予測不能な事故も、特約として「不測かつ突発的な事故」が付いていれば補償対象になる場合があります。

例:

・重い家電や家具を運んでいて、誤って玄関タイルに落として割ってしまった

・引っ越し作業中に荷物をぶつけてタイルがひび割れた

・子どもが遊んでいてボールをぶつけ、タイルが割れた

事前に防ぎようのない「偶然の事故」であることがポイントです。

3. 物体の衝突・落下・飛来による損害であること

保険の補償内容に「物体の落下・飛来・衝突」などが含まれている場合、次のような事故も対象になり得ます。

・隣の公園から野球ボールが飛んできて、玄関タイルが割れた

・建物の外から車が突っ込んできて、タイルや外壁が破損した

・配送業者が荷物を落とし、玄関タイルを割ってしまった

第三者による突発的な事故も、原因と状況が説明できれば補償されるケースがあります。

4. 被害発生から3年以内に申請していること

火災保険の請求には原則として時効(3年)があります。

被害発生から3年以内に保険金請求をしなければ、保険法上請求権が消滅してしまう可能性があります。

「いつ割れたのかよくわからない」

「数年前の台風かもしれない」

といったケースでも、被害の原因・発生時期の見当をつけ、
できるだけ早く専門家や保険会社に相談することが重要です。

5. 「建物」が補償対象に含まれていること

玄関タイルや外壁タイル、玄関ドアなどは、一般的に「建物」として扱われます。

・契約が「建物のみ」の場合:玄関タイルは基本的に範囲内

・「家財のみ」の場合:タイルや外壁などは補償されない

自分の契約が「建物」「家財」のどちらに加入しているのか、
火災保険証券で必ず確認しておきましょう。

火災保険で玄関タイルが補償される具体的な事例

玄関タイルまわりで実際に想定される事例を整理すると、次のようになります。

・台風の飛来物で玄関タイルが割れた

・隣の公園から飛んできたボールが当たり、タイルが欠けた

・子どもが庭でボール遊びをしていて、誤ってタイルを割ってしまった

・家電製品を運搬中に落としてしまい、タイルにひびが入った

・車や自転車が玄関にぶつかり、タイルや玄関周りに損傷が出た

このようなケースでは、

・自然災害

・物体の衝突・落下・飛来

・不測かつ突発的な事故

のいずれかに当てはまることが多く、補償される可能性が高いパターンです。

火災保険で玄関タイルが補償されない主なケース

一方で、次のような場合は基本的に火災保険の対象外となります。

1. 経年劣化・老朽化によるひび割れ

・長年使っているうちに自然と入ったひび

・下地の劣化による浮き・欠け

・明らかに築年数相応の痛み

などは、「経年劣化」と判断されるため、火災保険では補償されません。

2. 故意・重大な過失による損害

・故意にタイルを蹴って割った

・保険金目当てでわざと壊した

といったケースはもちろん論外で、保険金支払いどころか不正請求・詐欺にあたる恐れがあります。

3. 免責金額以下の小さな被害

契約内容によっては、「自己負担額(免責金額)」が設定されている場合があります。

免責金額が20万円でタイル補修の見積もりが15万円
といった場合は、保険金が支払われず全額自己負担となります。

自分の契約の免責金額も忘れずにチェックしておきましょう。

4. 地震による被害(地震保険の領域)

地震によってタイルにひび割れや浮きが出た場合は、
火災保険ではなく地震保険の範囲になります。

玄関タイルそのものは地震保険の評価対象外とされることも多いですが、

玄関タイルにひびが入っている=基礎や外壁など、他の部分にも地震被害が出ている可能性がある

というサインである場合があります。

このようなケースでは、住宅全体の無料調査を依頼して、被害の有無を確認してもらうことが重要です。

玄関タイルだけじゃない!一緒にチェックしたい部位

玄関タイルにひび割れがある場合、同じタイミングで次のような部分にも被害が出ていることがあります。

・屋根(瓦・スレートなど)の割れ・ずれ

・外壁(サイディング・モルタル・タイル)のひび・浮き

・雨樋のゆがみや外れ

・玄関ドア・サッシの歪みや傷

・基礎部分のひび割れ

玄関まわりのひび割れ=建物全体のダメージの一部ということも多いため、
一箇所だけで判断せず、専門家にまとめて確認してもらうと安心です。

玄関タイルのひび割れでよくある質問

Q. いつ割れたかハッキリわからないけど、申請できますか?

A. 「おそらく○年○月頃の台風以降」「この地域の大雪以降」など、
ある程度の推定ができれば、申請可能なケースもあります。

ただし、原因がまったく特定できない場合は認定されにくいため、
気になったタイミングで早めに専門家に相談するのがおすすめです。

Q. ひび割れが小さい場合でも申請した方がいい?

A. 被害が小さくても、他の部位にも見えないダメージが広がっていることがあります。
また、免責金額との兼ね合いもあるため、自分で判断せず一度プロに診てもらうと安心です。

Q. 地震で玄関タイルにひびが入った気がする…

A. 地震による被害は火災保険ではなく地震保険の領域になります。
玄関タイル自体が評価対象外でも、基礎や外壁など他の部分の被害の手掛かりになる場合がありますので、
まずは地震保険も含めて相談してみてください。

まとめ:玄関タイルのひび割れは火災保険で直せる可能性大!

最後に、本記事のポイントをまとめます。

玄関タイルのひび割れは、条件を満たせば火災保険で補償される可能性がある

補償されやすいのは、

・自然災害(台風・大雪・ひょう・豪雨など)

・不測かつ突発的な事故

・物体の衝突・落下・飛来

・被害発生から3年以内に申請することが重要

・経年劣化・故意の損害・免責以下の小さな被害などは対象外になりやすい

・保険金が出なかった場合でも、追加資料や相談窓口、ADRセンターという選択肢がある

玄関タイルは毎日目に入る場所なので、ひび割れがあると気になってしまいますよね。
「どうせ自費で直すしかない」と決めつけてしまう前に、
火災保険で直せるかどうか、一度しっかり確認してみる価値があります。

「うちの玄関タイルのひび割れも火災保険の対象になるのかな?」

と感じた方は、
契約している火災保険の内容を確認しつつ、

まずは当社の無料相談をうまく活用してみてください。

経済的な負担を抑えながら、玄関まわりを安全でキレイな状態に戻していきましょう。

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