2025.11.07

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工事契約済みなのに保険金が出ない?火災保険申請の落とし穴と業者選びの注意点

目次

工事契約済みなのに保険金が出ない?火災保険申請の落とし穴と業者選びの注意点

🔹 はじめに

火災保険を使って屋根や外壁を修理しようとした際に、
「すでに工事契約したのに保険金が下りなかった」
というトラブルが増えています。

一見スムーズに進んでいるようでも、申請手順や契約内容を誤ると、保険金が支払われない・違約金を請求されるといった深刻な問題に発展することも。

この記事では、火災保険の申請と工事契約に関する落とし穴・注意点・信頼できる業者の選び方をわかりやすく解説します。

🔹 よくあるトラブル:工事契約後に保険金が出ない理由

火災保険は「損害を補償する制度」であり、工事の契約有無では支払いが決まるわけではありません。
実際に保険金が下りないケースには、次のような共通点があります。

🔸 1. 被害が保険の補償範囲外だった

経年劣化・施工不良などが原因の場合、自然災害による損害とは認められず、保険金が支払われません。

例)
・築年数が古く、塗装の劣化による雨漏り
・台風前から存在していた屋根のヒビ
・老朽化による外壁の浮き
👉 「自然災害が原因」と立証できる調査書・写真・見積書が非常に重要です。

🔸 2. 修理契約が先行している

工事契約を先に結んでしまうと、「すでに修繕済み」とみなされ、
被害の証拠が残らず、保険金が認められないことがあります。

また、保険会社は「損害発生→申請→認定→修繕」の順番を前提としています。
順序を誤ると、調査員が「申請の正当性を確認できない」と判断する場合があります。

🔸 3. 工事会社が保険金を前提に契約している

「火災保険を使えば実質0円です!」
という営業トークで契約を急かす業者には要注意です。

実際に保険金が支払われなかった場合でも、
契約上は「工事を依頼した」という扱いになり、高額な違約金やキャンセル料を請求される事例が全国で増えています。

🔹 悪徳業者を見抜くためのチェックポイント

火災保険の制度を正しく理解していない業者や、
虚偽申請を勧めるような業者を避けるために、以下を確認しましょう。

1️⃣ 実在する住所が記載されているか(バーチャルオフィスは危険)
2️⃣ 調査と工事をセット販売していないか
3️⃣ 成功報酬やキャンセル料の記載が明確か
4️⃣ 契約書・業務委託契約書が交わされるか
5️⃣ 自然災害調査士など、有資格者が在籍しているか

これらをクリアしている業者であれば、信頼性が高く、万一トラブルが起きても法的に対応しやすくなります。

🔹 保険申請と工事契約の正しい順番

火災保険を利用して修理を行う場合は、
以下の流れを守ることで、スムーズに申請が通る確率が高まります。

1️⃣ 損害箇所の調査(専門業者・自然災害調査士)
2️⃣ 修繕見積書の作成(写真付き)
3️⃣ 保険会社へ申請 → 調査員の現地確認
4️⃣ 認定結果の通知 → 保険金支払い
5️⃣ 修理業者と契約 → 修繕実施

💡 ポイント:
保険金の支払い額が確定してから工事契約を結ぶことで、
トラブルなどを避けられます。

🔹 信頼できる火災保険サポート業者を選ぶには

火災保険申請サポートを依頼する際は、以下の点を重視しましょう。

・契約書が発行されるか
・実在オフィスを構えているか
・費用が明記されているか
・過去の受給実績などが明記されているか
・弁護士・行政書士などの専門家監修があるか

🔹 まとめ

火災保険の申請では、「工事契約を先に結ぶ」ことでトラブルに発展するケースが多発しています。
保険金が下りないまま高額なキャンセル料を請求されたり、虚偽申請を勧められる被害も後を絶ちません。

正しい手順は、
「調査 → 申請 → 認定 → 修理」の順番です。

信頼できるサポート業者を選び、十分な説明と書面を確認したうえで進めることが、
安心して火災保険を活用する最も確実な方法です。

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