2025.10.30
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【家財 地震 保険】地震で壊れた家具・家電も補償対象?補償範囲と支払い基準を解説

目次
- ○ 【家財 地震 保険】地震で壊れた家具・家電も補償対象?補償範囲と支払い基準を解説
- ・🏠 地震保険とは?家財も補償の対象になるの?
- ・🔸 地震保険で補償される家財とは?
- ・🚫 補償されない家財(対象外のもの)
- ・💰 家財の損害区分と保険金の支払い割合
- ・🧮 家財損害の査定方法
- ・📏 保険金額と上限
- ・⏰ 地震保険の補償期間と請求期限
- ・🧾 地震保険金の請求手順
- ・🏁 まとめ:地震保険で「家財」も守る時代へ
【家財 地震 保険】地震で壊れた家具・家電も補償対象?補償範囲と支払い基準を解説
🏠 地震保険とは?家財も補償の対象になるの?
地震保険は、地震・噴火・津波によって発生した損害を補償する保険です。
火災保険では地震が原因の火災や倒壊は補償されませんが、地震保険をセット契約しておくことで「建物」と「家財」の損害」に備えることができます。
多くの方が「建物のみ」加入されていますが、実は家財の損害が大きな経済的負担になるケースもあります。
例えばテレビ・冷蔵庫・食器棚が倒壊した場合、買い替え費用は数十万円以上になることも。
そんな時に役立つのが「家財の地震保険」です。
🔸 地震保険で補償される家財とは?
地震保険でいう「家財」とは、建物の中にある動かせる生活用品全般を指します。
具体的には以下のような品目です。
・食器・陶器・調理器具
・冷蔵庫・洗濯機・テレビ・パソコン・電子レンジなどの電気製品
・タンス・食器棚・机・椅子・ベッドなどの家具類
・カメラ・かばん・靴・レジャー用品
・衣類・寝具・布団
これらは地震の揺れ・倒壊・火災・津波などで損壊した場合、補償の対象となります。
🚫 補償されない家財(対象外のもの)
以下のものは地震保険では補償対象外です。
・1個または1組あたり30万円を超える貴金属・美術品・骨董品
・通貨・有価証券・印紙・切手
・預貯金証書・株券・商品券など
・自動車(家財には含まれません)
・植物・動物・電子データ類
また、建物の外に持ち出していた家財も補償されません。
ただし、貴金属や車などは特約を付けることで別途補償される場合もあります。
💰 家財の損害区分と保険金の支払い割合
地震保険では損害の程度によって支払われる保険金が決まります。
家財の被害がどの程度かによって「全損・大半損・小半損・一部損」に分類されます。
・全損:家財の時価の80%以上 → 保険金の100%支払い
・大半損:時価の60%以上80%未満 → 保険金の60%支払い
・小半損:時価の30%以上60%未満 → 保険金の30%支払い
・一部損:時価の10%以上30%未満 → 保険金の5%支払い
つまり、食器が数枚割れた程度では補償対象外となり、
テレビ・冷蔵庫・家具など複数の品目に損害が出た場合に初めて補償されます。
🧮 家財損害の査定方法
家財は5つの分類に分けて損害率を計算します。
・食器・陶器類:1品目あたり1%(最大5%)
・電気器具類:1品目2.5%(最大20%)
・家具類:1品目4%(最大20%)
・身の回り品:1品目2.5%(最大25%)
・衣類・寝具類:1品目15%(最大30%)
これらを合計して、全体の損害割合を算出します。
例えば、
地震で「テレビ1台」「冷蔵庫1台」「タンス1台」「ベッド1台」が壊れた場合:
電気器具類 2.5%×2 + 家具類4% + 寝具類15% = 24%損害 → 一部損(5%支払い)
📏 保険金額と上限
地震保険の保険金額は、火災保険の契約金額に対して30〜50%の範囲で設定されます。
建物と家財のそれぞれに上限が定められています。
・建物:最大5,000万円まで
・家財:最大1,000万円まで
たとえば、火災保険で家財を1,000万円として契約している場合、
地震保険ではその30~50%、つまり300~500万円が上限となります。
⏰ 地震保険の補償期間と請求期限
・地震発生日の翌日から10日以内に発生した損害が対象
・10日を過ぎた損害は補償対象外
・保険金の請求期限は「発生から3年以内」
地震後すぐに連絡できない場合でも、被害の写真を撮っておくことで後から申請がスムーズになります。
✍【火災保険申請ガイド】火災保険の時効「3年ルール」について解説
🧾 地震保険金の請求手順
①加入している保険会社へ連絡
証券番号・被害日時・住所などを伝えます。
②被害写真を撮影
室内全体と損害箇所を明確に撮影。
③鑑定人による調査
保険会社が派遣する鑑定人が現地確認を行います。
④損害区分の認定 → 支払い
認定後、通常2~4週間ほどで保険金が振り込まれます。
🏁 まとめ:地震保険で「家財」も守る時代へ
日本は地震の多い国。
家具や家電が倒れて壊れただけでも、修理・買い替えに数十万円かかることもあります。
地震保険は建物だけでなく「家財」にも加入しておくことで、
生活再建のスピードが大きく変わります。
特に以下のような方は要チェックです。
・家具・家電の多い家庭
・小さなお子様や高齢者と同居している
・マンション・高層階に住んでいる
当社では、保険金の支払い実績に基づく無料相談・調査サポートを行っています。
被害の有無がわからない場合でも、お気軽にご相談ください。
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