2025.10.30

ブログ

新着情報

火災保険の保険金は「修理しなくてもOK」?お金だけもらう場合の注意点を徹底解説

目次

🔥火災保険の保険金は「修理しなくてもOK」?お金だけもらう場合の注意点を徹底解説

🔍 結論:火災保険金の使い道は「基本的に自由」

火災保険の保険金は、災害で損害を受けた建物や家財の修理に使うのが本来の目的ですが、
実際には修理以外の使い道も認められています。

火災保険金は「受け取った後の用途」を制限する法律がなく、
契約者がどのように使うかは原則自由です。
たとえば、以下のような使い方も可能です。

修理・リフォーム費用に使う

・住宅ローンの返済に充てる
・将来のために貯金する
・娯楽・家族旅行などに使う

ただし、「自由=何をしても問題ない」ではありません。
火災保険金を修理に使わない場合には、いくつかのリスクが存在します。

※一部保険会社の2022年10月以降の契約には復旧義務がある場合がございます。

⚠️ 修理しない場合の3つのリスク

① 被害が拡大するリスク

屋根の破損や外壁のひび割れなどを放置すると、
雨漏り・腐食・シロアリ被害など、より大きな損害につながることがあります。
その結果、再修理時の費用が当初より数倍になるケースも。

② 同じ箇所を再申請できない

火災保険では、同一箇所の再申請は不可です。
修理しないまま次の台風や地震で被害が出ても、
「前回の損傷を放置した」とみなされ、補償対象外になります。

③ 調査・不正認定のリスク

保険金の使い道は基本的に調べられませんが、
以下のようなケースでは調査対象になる可能性があります。

・虚偽の見積もりで申請している
・工事契約を結んだのに着工していない
・同じ内容で複数回申請している

悪質なケースでは「保険金詐欺」扱いとなり、
契約解除や刑事罰の対象になることもあります。

🧾 修理見積書が必要な理由

火災保険の申請には「修繕見積書」の提出が求められます。

見積書を提出することから"修繕工事をしないといけない”と思われがちですが、
あくまでも被害を金額で表すため、損害額を算出するための資料であり、
「必ず修理に使わなければならない」という意味ではありません。
見積書は保険会社が適正な支払い額を判断するための根拠資料です。

✅ まとめ:保険金の使い道は自由。でも「放置」はNG!

火災保険金は、原則どのように使っても問題ありません。
しかし、修理を行わずに放置すると、
将来的に再申請できなくなったり、損害が拡大するリスクがあります。

もし被害箇所が申請対象かどうか判断がつかない場合はもちろん、修繕工事をするべきかどうか悩まれている場合は、是非当社にご相談ください。

SHARE
シェアする
[addtoany]

一覧へ戻る

TOP

無料調査依頼とご相談はこちら