2025.10.17

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【保存版】エコキュートの故障は火災保険で修理できる?|適用条件・対象外・申請の注意点を解説

目次

🔍 エコキュート故障で火災保険が使える条件

エコキュートの修理に火災保険を適用できるのは、次の3条件をすべて満たす場合です。

・火災保険の対象が「建物」であること
 → エコキュートは「建物」に含まれる屋外設備として扱われます。
 家財のみが対象の契約では補償されません。

・事故原因が火災保険の補償範囲に該当していること
 → 風災・雪災・落雷・水災などの自然災害、飛来物による損傷など。

・電気的・機械的な故障でないこと(または特約加入済み)
 → 通常の故障は補償外ですが、「電気的・機械的事故特約」に加入していれば対象となります。

✅ 火災保険が適用される主なケース

以下のようなケースでは、火災保険の補償対象になる可能性があります。

・火災によりエコキュートが焼損した
・落雷の影響で故障した
・台風や突風・竜巻で飛来物がぶつかり破損した
・屋根からの落雪・落氷で損傷した
・洪水や浸水でエコキュートが使用不能になった
・雹(ひょう)で損傷を受けた
・盗難・いたずら・外部からの衝突などによる破損

これらの原因で故障した場合、火災保険の契約内容に応じて補償を受けられる可能性があります。

🚫 火災保険が適用されないケース

逆に、以下のような場合は火災保険が使えません。
・経年劣化:長年使用による自然な消耗・老朽化
・地震・噴火・津波:地震保険の対象であり、エコキュートは対象外
・契約外の原因:保険契約に含まれていない事故形態
・免責金額以下:修理費用が免責額より低い場合は支払いなし

例:
被害額30万円 − 免責金額20万円 = 保険金10万円支払い
→ 免責金額以下なら補償ゼロになります。

⚙️ 「電気的・機械的事故特約」とは?

もしエコキュートが電気系トラブルで故障した場合、
通常の火災保険では対象外です。

しかし「建物電気的・機械的事故特約」を付けていれば補償可能。

特約で補償される主な事例
・給湯器が異常着火して配線が焼損
・エアコン室外機の電気部分が発火
・ウォシュレットの漏水が原因でショート
・給湯器のセンサーや基盤が損傷

→ 火災保険契約時にこの特約を付けているか確認しておきましょう。

🏭 メーカー保証との関係

火災保険とメーカー保証が重複する場合、メーカー保証が優先されます。

パナソニック:無料保証1年/延長保証5・8・10年
三菱電機:無料保証2年/延長保証5・8・10年
ダイキン:無料保証1年/延長保証10年
コロナ:無料保証2年/延長保証5・8・10年
日立:無料保証1年/延長保証7・10年

以下のような故障はメーカー保証の対象外です:

・誤使用・改造・施工不良による故障
・自然災害・事故による破損
・消耗品の劣化

この場合は、火災保険の申請対象になる可能性があります。

🔎 申請前に確認すべき3つのポイント

火災保険で申請を検討する前に、次の3点を確認しましょう。

①故障の原因を特定する
 → 経年劣化や内部故障では保険対象外の可能性。

②メーカー保証が切れているか確認
 → まずはメーカーへ問い合わせる。

③火災保険の契約内容を確認
 → 風災・水災・破損汚損などの補償を付帯しているかチェック。

💬 まとめ:エコキュート故障は原因次第で火災保険が使える

・火災保険の「建物」契約+補償対象事故であれば適用可能
・経年劣化や地震、免責金額以下は対象外
・電気的・機械的事故は特約加入でカバー可能
まずは 契約内容と故障原因を確認 してから申請を検討しましょう!

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