2025.04.25
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火災保険でソーラーパネルの破損は補償される?申請の流れと注意点を解説!火災保険とメーカー保証の使い分け方も

もし破損してしまった場合、修理費は高額になりがちですが…
実は、火災保険で補償される可能性があることをご存じでしょうか?
この記事では、
「ソーラーパネルが火災保険の補償対象になるケース」
「申請時の注意点」
「メーカー保証との使い分け方」
を、専門資格を持つ自然災害調査士がわかりやすく解説します。
目次
- ○ 🔹ソーラーパネルの破損を火災保険で補償してもらう方法を解説!
- ・🔸ソーラーパネルの破損は火災保険の補償対象?
- ・🔸補償を受けるための注意点
- ・🔸補償を受けるための確認事項
- ・🔸メーカー保証と火災保険の使い分け方
- ・🔸自然災害による破損の見分け方
- ○ 【まとめ】ソーラーパネルの破損を火災保険で補償してもらう方法
🔹ソーラーパネルの破損を火災保険で補償してもらう方法を解説!

ソーラーパネル(太陽光発電機器)は消費する電力を補うために、一戸建て住宅やマンションの屋根に設置されていることが多く、今では補助金なども用意されていることも後押しして設置している住宅が増えています。
このソーラーパネル多くは屋根に設置されているため、自然災害(風災・雪災など)の影響を受けやすく、特に強風によって破損することが非常に多いです。
そんなソーラーパネルの破損を火災保険の補償で対応する方法をご存知ですか?
火災保険は自然災害による対象建物の破損を補償しており、ソーラーパネルも火災保険をうまく利用することで、自己負担なしに修理できる可能性があります。
今回はソーラーパネルの破損を火災保険で補償してもらう方法を解説していきます!
🔸ソーラーパネルの破損は火災保険の補償対象?

火災保険は台風など自然災害によって建物が損害を受けたときに補償を受けれる保険です。
ソーラーパネルが破損した場合は補償を受けることが可能ですが、この後説明している注意点や確認項目次第で補償を受けれない場合もあります。
🔸補償を受けるための注意点

ソーラーパネルと言っても様々なパターンで設置されており、
建物の建設時に最初から設置されている場合もあれば、後から設置されている場合もあります。
・最初から設置されている場合は火災保険の区分は【建物】
後から設置されていた場合は
・建物とソーラーパネルの所有者が異なる場合は【家財】、
・建物とソーラーパネルの所有者が同じなら【建物】
という区分に分類されます。
🔸補償を受けるための確認事項

【建物】と【家財】どちらの区分に該当するのかがわかりましたら、
現在加入中の火災保険の契約内容をご確認ください。
【建物と家財】
【建物だけ】
基本的に【建物】の区分はほとんどの人が補償対象に入れていますが、【家財】を加えているかどうかについては、人によって異なるため、ソーラーパネルが家財の区分に該当する場合は確認が必要です。
🔸メーカー保証と火災保険の使い分け方

メーカー保証は経年劣化で壊れたときの補償であり、自然災害によって破損した場合はメーカー保証の対象外です。
一方で火災保険は製品の不具合については補償してくれないものの、自然災害による破損について補償してくれます。
メーカー保証と火災保険はお互いに足りない部分をカバーしています。
経年劣化による破損はメーカー保証も火災保険も対象外となりますので、自然災害が原因である破損であることが分かれば、問題なく請求できますので、ソーラーパネルやその周辺について詳しく調べて、何かへこみや破損を含めて、過去の台風による破損がないかどうかチェックするようにしましょう。
🔸自然災害による破損の見分け方
・台風の翌日以降に破損を発見した
・強風でパネルが浮いた・外れた
・雹でパネル表面にヒビが入った
・破損箇所が一部に集中している
このような場合は、自然災害が原因の可能性が高く、火災保険の対象になりやすいです。
【まとめ】ソーラーパネルの破損を火災保険で補償してもらう方法

①設置されているソーラーパネルの所有者が誰なのか、
②建物または家財のどちらの区分に該当するのか、
③火災保険の契約内容は対応しているのか、
そして、
④経年劣化による破損などではなく、自然災害による破損であれば
火災保険の補償対象になりまして、保険金を受け取ることが可能になります。
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