2021.07.28

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地震保険請求の“タイミングやコツ”をすべて公開!地震の被害が出やすい箇所ランキングも公開!

2021年10月7日千葉県北西部を震源とする地震があり、東京・埼玉で10年ぶりの震度5強を記録したように、地震大国の日本において地震保険の加入はもちろん、被害の早期発見と申請漏れ防止のため、地震保険の補償対象や損害判定方法、被害箇所ランキングを公開。

目次

地震保険とは?請求できる被害とは?請求方法は?

「地震保険どうやって使うの?」
「震度いくつから申請できるの?」
「地震保険の請求タイミングは?」

地震保険とは、
地震被害にあわれた際に保険金が受け取ることができる補償。しかし、地震被害と言っても建物が崩れたり、傾いたりすれば、地震被害を受けたことを認識できますが、実はちょっとした外壁のヒビ割れなどでも保険金が受け取れる可能性がありまして、受け取れる被害の判別方法や請求方法など、地震保険の請求についてご説明いたします!

また、地震保険は地震による建物と家財の被害を補償する保険であり、火災保険とセットで加入することができる保険になります。火災保険には加入しているが、地震保険には加入していないという方も多いと思います。

お客様から「地震保険って必要ですか?」とご相談を受けることが多く、その際には、当社では地震大国の日本で万が一に備えて加入することを推奨しています。

しかし、実際のところは経済的な負担も発生することになりますから、お客様自身の判断になるというところでして、今回の記事が判断材料の一つになればと思っております。

地震保険の補償対象とは

地震や噴火、これらを原因とした津波によって発生した火災、または損壊・埋没・流出による被害になります。

地震保険の補償金額とは

被害の程度によって4段階に分かれます。

【全損】
建物;土台や柱、壁などの主要構造部分の被害総額が時価総額の50%以上、もしくは焼失・流失した部分の床面積が延べ床面積の70%以上

家財:被害総額が保険対象の家財全ての80%以上

【大半損】
建物:土台や柱、壁などの主要構造部分の被害総額が時価総額の40%以上50%未満、もしくは焼失・流失した部分の床面積が延べ床面積の50%以上70%未満

家財:被害総額が保険対象の家財全ての60%以上80%未満

【小半損】
建物:土台や柱、壁などの主要構造部分の被害総額が時価総額の20%以上40%未満、もしくは焼失・流失した部分の床面積が延べ床面積の20%以上50%未満

家財:被害総額が保険対象の家財全ての30%以上60%未満

【一部損】
建物:土台や柱、壁などの主要構造部分の被害総額が時価総額の20%未満

家財:被害総額が保険対象の家財全ての10%以上30%未満

そして、4段階の被害に応じて保険金として支払われることが規定されています。

【全損】 保険金額の100%
【大半損】保険金額の60%
【小半損】保険金額の30%
【一部損】保険金額の5%

地震保険の損害判定方法とは

損害額が建物の時価額に対する割合のどの程度を占めているかどうかで支払われるパーセンテージが決まります。クラックの長さ・太さ・場所などの判定となります。

地震保険は建物の構造により傾斜や沈下の認定数値が異なり、木造であれば基礎部分まで含めれますが、鉄骨造だと基礎部分は含まれない代わりに目地が含まれたり、鉄筋コンクリート造の場合は共に含まれないなど、建物の構造により損害判定の対象が異なります。

地震保険の損害判定の基準が複雑なため、一般の方々が判断することは難しいこともあり、保険金の受け取り漏れが非常に多くなっています。

<地震保険の注意点>

地震保険は単独で加入することはできません。火災保険とセットでの加入になります。地震保険の補償範囲と火災保険の補償範囲は異なりますので、しっかりと補償範囲を理解したうえで検討することをオススメします。

また、火災保険と同様に請求期限は3年になりますので、請求期限前のヒビ割れ(クラック)などは対象外となりますので、ご注意ください。

被害箇所ランキング公開

1位:外壁のヒビ割れ
2位:基礎のヒビ割れ
3位:クロスのヒビ割れ
4位:地震による家財破損
5位:玄関や浴室などのタイルのヒビ割れ

上記のような被害が見受けられる場合は、地震保険の申請をお早めに行うことをオススメいたします。

よくある地震被害「外壁などにあるヒビ割れ 」

地震保険の申請で最も多い損傷は、外壁などにあるクラック(ヒビ)になります。多くの建物で大なり小なりヒビ割れが発生しており、一度は見たことがあるのではないでしょうか。実はこのヒビ割れには種類があります。種類によって判定基準が異なりますので、構造クラックなどを発見された場合は、すぐに地震保険の請求をすることをおすすめいたします。

ヘアークラック

ヘアークラックとは文字通り、髪の毛(ヘアー)のような細い線状の幅0.2~0.3mmのヒビ割れ(クラック)のことです。

乾燥クラック

モルタルなどの外壁材は、水分の蒸発により収縮が生じることで発生するヒビ割れになります。

構造クラック

ヘアークラックより大きい0.3mm以上のクラックで、深さが5mm以上のものをいいます。

「外壁のヒビ割れ=地震保険」は間違いです!

一概にすべてのヒビ割れが地震保険の対象ではなく、基本的に外壁のヒビ割れの原因として考えられるのは「地震」「強風」「経年劣化」です。

原因によって申請するのは地震保険なのか、火災保険なのか、それとも保険申請はできないのか、しっかりと判断することが重要になります。

そして、いつ頃のヒビ割れ(クラック)なのかも重要であり、プロが見れば時効前の被害かどうかも判断可能ですので、是非ひび割れ(クラック)を発見した際には、是非当社へご連絡ください。

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