2022.01.09

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火災保険の申請をする際の「足場の相場」や「業者選びのポイント」を公開!

足場代とは、見積りの項目別の費用の中でも大きなウエイトを占めているため、過剰に水増しするような悪徳業者も存在します。

そして、実際に足場を組むのは工事依頼した業者ではなく、工事を依頼した業者が足場業者へ依頼していることがほとんどで、特に足場組みや解体の際に、細心の注意を払っていても、外壁などを傷つけてしまうトラブルが多くあります。

本来であれば、すぐにお客様へ報告を行い、補修などを行うことで対応しますが、中には報告をせずに工事を終了し、後からお客様が気付いた際に、問い合わせても非を認めてもらえずトラブルになるケースなどもあります。

今回の記事を通して、このような水増し請求やトラブルに巻き込まれないよう、足場の相場価格や注意点などをまとめてみました。

目次

足場の必要性とは?

「足場」はその名前の通り、施工時に足を置く場所のことを指します。作業中の安全性を確保するために重要なものです。2m以上の高さの高所作業では、安全帯などを使用した墜落防止や足場の設置が義務付けられています。

厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」には、

事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

また、作業の効率を上げたり、保護シートで囲って屋根や外壁の作業中に、「塗料」「洗浄時の水や汚れ」が周りに飛び散るのを防いだりする役割もあります。

①安全確保
車のシートベルトやエアバッグのような役割を果たし、高所作業をする作業員の安全を確保する役目を果たします。

②作業の安定
梯子などと比較すると、足場での高所作業は圧倒的に安定感があるため、作業精度を保つことができ、作業効率も上がります。

③トラブル防止
足場を組むと同時に飛散防止ネットを設置することができます。近隣の住宅や敷地へ塗料やゴミが飛び散らないようにするために設置するネットです。

足場を組むということは、さまざまな安心・安全を確保するために重要になります。

足場の単価・価格の相場はどれくらい?

足場の組み立て・解体・運搬にかかる価格は、
1平米あたり600~1,000円位が相場です。

足場と同時にメッシュシートと呼ばれる塗料の飛散防止用のネットを設置することが多く、これは1平米あたり100~200円です。

足場にかかるだいたいの費用は、建物の外周が分かれば計算できます。


≪足場費用の計算式≫

①足場の外周の長さを求める

②足場架面積を求める

③足場の合計金額を求める


①足場の外周の長さを求める

縦幅(縦m+0.6m×2)×2面 + 横幅(横m+0.6m×2)×2面

※注意点
・足場は建物から0.6m離して設置し、建物の両端に0.6mずつ余るよう設置するため×2となります。

②足場架面積を求める

足場の外周の長さ×足場の高さ+1m

※注意点
・足場架面積の計算式は「建物の外周×建物の高さ」
・足場は「建物の高さ+1m」の高さで設置する

③足場の合計金額を求める

足場代(足場架面積 × 600~1000円)+ メッシュシート代(足場架面積 × 100~200円)

「足場代は無料」は悪徳業者の手口!

多くの施工業者は足場を外注で依頼しており、上記の通り足場代は工事費用の中でも大きな割合を占めるので、足場を無料にすることはほぼあり得ません。「足場代は無料」と謳っている業者は、別の費用に足場代をこっそり上乗せしている可能性があります。

足場の種類とは?

①クサビ(ビケ)足場

住宅建築の外壁塗装やメンテナンスを行う際には、一般的に「クサビ(ビケ)足場」が採用されます。
ハンマーだけで簡単に設置でき、他の足場より組み立てや解体作業に時間がかからず、工事期間も短くできる上に、重量が軽くコンパクトな規格のため、人件費や運搬費などを抑えられて低コストで施工できます。

②パイプ(単管)足場

パイプ(単管)足場は、鋼管で作られた単管パイプに、クランプなどの基本部材を組み立てるタイプの足場のことです。
足場の組立が比較的自由に行えるため、くさび足場や枠組足場では設置が困難な狭い場所や、小規模な現場で多く使用されます。
主に低層の外壁塗装用の足場として使用されます。

④枠組み足場

枠組足場は、鋼管を門型に溶接された建枠を中心にジャッキ・筋交・鋼製布板などの基本部材を組み立てるタイプの足場のことです。
原則的に地上から45メートルまで使用が可能でビルなど大きな建物の外壁などで使われることが多いです。
足場を組む時や解体時にはクレーンを用いることもあり、一般住宅で用いられることはほとんどありません。

火災保険を申請するときの業者選びのポイント!

火災保険の申請をする際に、保険会社へ提出する見積書とは、保険会社が損害額を確認するための資料です。

「見積り金額が低い=損害額が低い=保険金が低い」

「見積り金額が高い=見積り自体が無効=保険金が受け取れない」

保険会社へ提出する見積書は【相場】で作成することが大切です。

しかし、一般の方が相場を把握することは難しいため、

足場相場:1平米あたり600~1,000円

を業者の良し悪しの判断材料としていただければと思います。

※相場を大きく上回っている業者の利用は避けましょう。

火災保険の申請サポート業者の中には、

元々は建築業を行っていた業者が火災保険の申請サポートまで行うようになることが多いのですが、建築の知識はあっても、火災保険の知識が乏しいこともあります。

火災保険の申請には、建築の知識はもちろんのこと、火災保険についての知識も必要不可欠です。

例えば、足場においても「●平米までは単価●円が上限/●平米以上は単価●円が上限」など、公表はされていない保険会社別の特徴があります。

このような経験から得れる知識が火災保険を最大限に生かすためには必要です。

火災保険の申請をご検討中の方は、建築の知識が豊富である上に、火災保険申請の経験豊富な業者に依頼するようにしましょう。

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