2021.12.12

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火災保険申請を自分で!業者に頼らずに申請する方法を大公開!

「火災保険の申請を自分で行うのは難しそう…」

“火災保険の申請=業者へ依頼”

このようお考えの方も多いと思いますが、決して業者に依頼しないと申請ができないわけではありません。

各保険会社も窓口に連絡すると申請方法(必要書類や手順など)を丁寧に教えてくれますので、実際のところは火災保険申請を自分で行うことはできます。

今回の記事では、火災保険の申請を自分で行う「方法」や「手順」、「注意点」などをまとめてみましたので、是非参考にしてもらえると幸いです。

目次

【基本】火災保険の補償範囲と手順の流れを理解しておきましょう!

火災保険の補償範囲

火災保険の補償範囲は以下の通りになります。

※補償範囲は契約内容により異なりますので、必ず事前に保険証券などを確認しましょう。

①火災・落雷・破裂や爆発
失火や落雷による火事やガス漏れなどによる爆発

②風災・雪災・雹災
台風・雹・大雪などによる損壊

③水災
豪雨による洪水や土砂崩れによる損壊

④物体の落下・飛来・衝突
車の衝突や飛来物など、建物外部からの物体による損壊

⑤水濡れ
給排水設備などの漏水による損害

⑥騒じょう・破壊行為
集団暴力や破壊行為による損壊

⑦盗難
家財の盗難や盗難に伴う建物の損壊

⑧破損・汚損・不測かつ突発的な事故
故意ではなく、突発的に起きた損壊

この補償範囲による被害に対して保険金は支払われます。

火災保険申請の手順

①被害箇所の確認をする
屋根上などの高所被害の確認には危険が伴います。無理をせずに専門業者に依頼するようにしましょう。

②保険会社の事故受付窓口に連絡
契約者氏名、保険証券番号、事故内容、被害状況などをを伝えます。

③修理業者または調査会社へ連絡、見積書の作成依頼
見積書は火災保険の申請を成功させるかどうかの重要なポイントになります。より多く保険金を正しい方法で受け取れるようするための見積書が作成できる経験が豊富経験が豊富な業者で見積りを取ってもらうようにしましょう。

④必要書類の準備、そして保険会社へ郵送

・保険金請求書
保険会社の事故受付窓口へ連絡後、ご自宅に保険会社から申請に必要な書類が届きますので、そちらの中に入っている書類になります。必要項目を記入します。

・事故状況説明書
被害箇所について「いつ、どこが、何で、どうなったのか」を保険会社へ提示します。

・被害箇所の写真
被害状況をわかりやすく保険会社へ伝えるため、各方角と各距離で撮影する。

・被害箇所の修繕見積書
保険会社へ損害額を提示するための修繕見積書。

⑤保険会社の現地調査実施
保険会社より派遣される調査員(鑑定人)が被害箇所の確認に来ます。被害状況などにより省略される場合があります。

⑥保険金の確定と入金
保険会社より認定額の連絡が入りますので、了承すれば1~2週間で保険金が振り込まれます。不服の場合は再度鑑定人を依頼することが可能。

【重要】火災保険申請を自分で行うなら覚えておきたいポイント!

ポイント①必要書類には細心の注意を払いましょう

・保険金請求書
保険会社の事故受付窓口へ連絡後、ご自宅に保険会社から申請に必要な書類が届きますので、そちらの中に入っている書類になります。必要項目を記入します。

・事故状況説明書
被害箇所について「いつ、どこが、何で、どうなったのか」を保険会社へ明確に提示します。

・被害箇所の写真
被害状況をわかりやすく保険会社へ伝えるため、各方角と各距離で撮影し、複数枚の写真を提出する。

・被害箇所の修繕見積書
保険会社へ損害額を提示するための書類になりますので、項目などを省略することなく、明細が事細かに記載されていることが大切です。

必要書類を不備なく提出することが大切になります。不備のまま審査に入ってしまうと、当然のように保険会社の審査が長引き、最悪の場合は不認定となります。不認定を承認した場合は同一箇所で申請しても保険金を受け取れません。

ポイント②不認定になるケース

①経年劣化や老化による損害

②故意的または重大な過失による損害

③免責金額以下の場合

この中でも、保険会社から不認定となるほとんどの理由は「①経年劣化や老化による損害」です。

被害を受けた直後に被害を確認したケースであれば、保険会社から経年劣化という判断をされることもありませんが、被害を受けてから時間が経過したケースは「いつの被害なのか」を特定することが難しくなるため、経年劣化という判断をされる可能性が高まります。

仮に保険会社に経年劣化という判断をされた場合、一度経年劣化と判断した以上は簡単に覆してはくれませんので、それでも覆るほどの根拠を示す必要があります。

火災保険申請を自分で行う場合は、保険会社の判断を覆すのは至難の業ですので、そもそも経年劣化という判断をされないように、しっかりと不備なく必要書類を提出し、毅然とした態度で保険会社の対応をすることが必要不可欠です。

火災保険申請を自分で行う際に気を付けるべき注意点!

火災保険の請求期限に注意しましょう!

(消滅時効)
第九十五条 保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。

このように保険法で決まっていることからも、期限内に申請をするようにしましょう。

しかし、時間が経過すればするほど、保険会社から経年劣化という判断をされてしまう可能性が高まるため、期限内でも被害に遭われたら早めに申請することをおすすめします。

※特例で請求期限が延長されるケースもありますので、期限を過ぎてしまったとしても諦めずに保険会社へ掛け合ってみましょう。

被害に遭ったら写真を残しましょう!

被害にあったらすぐに被害箇所を写真に残すようにしましょう。

時間が経過するほど、経年劣化という判断をされる可能性が高まり、火災保険の申請は難しくなります。

すぐに修繕が必要な被害の場合などでも、必ず修繕前に写真に残すことで、修繕後はもちろん、過去に遡って申請することが可能になります。

鑑定人とのやり取りを失敗すると0円に?

保険会社へ必要書類郵送後、保険会社より鑑定人と呼ばれる方が派遣されて来ることがあります。

相手は損害調査のプロですので、丸め込まれてしまうという方が多いのですが、鑑定人の経年劣化という判断を認めてしまったり、反論せずに曖昧な対応をしてしまうと、保険会社より経年劣化で0円という結果になってしまいます。

納得のいく結果を得るためにも毅然とした態度で災害による損傷であることを主張しましょう!

火災保険の申請をしない理由は一つもありません!

何回いくら申請しても保険料は定額!

建物の構造や所在エリアの災害リスクなどから保険料を決定しており、何度利用しても保険料が上がることはありませんし、契約期間内で補償内容が対象であれば何度でも利用可能です。

火災保険は火災などの自然災害だけでなく、家財の汚損・破損から盗難まで、日常に潜むさまざなリスクに備える保険。

日常生活で起こる小さなキズや子供のイタズラで壊してしまった家電や壁、家財や建物で買い替えや修理が必要になった都度すべて申請しても問題ありません。

保険金が受け取れるかどうかは申請してみなければ分かりませんが、広い範囲で保険は適用されることを覚えておきましょう。

保険金を受け取っても修復義務はない!

あくまでも火災保険は被害によって失った財産を補填するためにある商品(実損払い)であって、保険金の使い道にまで制限はありません。


『修理する必要はないなら、なんて見積りを提出するの?』

保険会社が提出を求めるのは、あくまでも被害によって失った財産の指針として提出を求めているのであって、必ず修繕しなければいけないという訳ではありません。

ただし、修繕しない場合の注意点もあります。

同一箇所で新たな被害が発生しても、修繕を怠ったことが損害の原因であると判断し、契約者の過失とみなされるため、補償を受けることはできません。

修繕の有無については、すぐに修繕しないほうが良いケースもありますし、修繕した方が良いケースもありますので、被害状況に応じて判断しましょう。

保険金には税金がかからない!

税金は利益に対して発生しますが、損害によって失った財産を補填するためにある商品(実損払い)が基本であり、利益が得れるものではないので、火災保険の保険金は非課税。確定申告の必要もありません。

火災保険申請サポート業者を利用するメリットとデメリットとは?

利用するメリット

自分で発見した被害はもちろん、建物全体の調査をしてもらえるので、自分では発見できなかった被害も漏れなく申請することができ、被害箇所の撮影はもちろん、一般の方には難しい必要書類の作成から保険会社の対応方法など、時間も手間もかからず、適正な保険金を受け取れるのがメリットです。できるだけ早く保険金を受け取りたい方や時間や手間をかけれない方は業者を利用することをオススメします。

利用するデメリット

手数料を支払う必要があります。基本的には成功報酬で保険金×30%~40%が相場です。(当社は27.5%税込になります)

火災保険の申請を代行するという業者にはお気を付けください。保険金の申請は原則契約者本人が行うものでして、専門業者であっても、保険会社に契約者以外が申請や、書類に記載する行為は契約違反になってしまいます。

契約者本人が何かしらの理由で申請が出来ない場合は3親等以内の親族に限るなど、保険会社それぞれが定めた規約がありますので、約款に書かれている内容をしっかりと確認しましょう。

結論『火災保険申請は自分でできるの?』

『火災保険申請は自分でも出来ます』

①対象の被害が火災保険の補償範囲に該当しているのか。

②申請手順に間違いはないか。

③必要書類に不備はないか。

④鑑定人と正しいやり取りが出来ているのか。

①~④に注意しながら進めれば自分で保険金を受け取ることもできます。

しかし、
申請内容に不備や誤りがあった場合や状況説明が不十分だった場合、申請した金額より減額されたり、最悪の場合は保険金が下りないこともあり、どうしても確実に保険金を受け取るには専門知識が必要なのも事実ですので、現状は手数料を支払って業者へ依頼する人が多いです。

今回の記事を読んでみて『難しいな…』と思った方は、業者に依頼することも検討してみましょう。

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